平成元年に三輪塗装店が法人化したと同時に地元に戻り、それからまたしばらくの間、職人としての腕を磨くことになります。
28歳、職歴10年を超えた頃から見積やゼネコンさんなどと打ち合わせの時間が、現場作業より多くなり、徐々に営業や施工管理を行うようになりました。塗料や施工技術の事を知っているので、戸惑いなどはなくスムーズに話は出来ました。
それからは会社の業務全般を行うようになり、4年前に代表取締役に就任しました。
就任時は仕事回すのが精一杯でしたね。
弊社には古くからいる職人さんが多く、考え方の違いもあり、色々と揉めたこともありました。一番その部分が苦労した点かも知れません。
当時の弊社は下請け工事が中心で工場・倉庫や公共の建物の新築工事が大半でした。
単価は下がっていましたが、受注数は順調でとにかく忙しく、仕事には特に困っていませんでした。
お客様と接する元請け工事への転換を考え出したのが、今から6年前くらい前の話です。塗装業の元請け化は世の中の流れでもありましたが、何よりもこれまでお客様から顔が見えない体制での仕事でしたので、見える仕事をしたいという思いもありました。
時々『誰の為に仕事をやっているのだろう』と考えることもありましたし、お客様に『きれいになったね』と喜びを感じる事ができる仕事がしたいと思っていました。
元請け化の第一歩がインターネットでした。初めてそれでお客様からご注文いただいた時はものすごい感動でした。そのお客様からは「ありがとう」や「小冊子よかった」などの言葉と、手紙を頂きました。
ものすごくうれしくて感動したことを覚えています。
一級塗装技能士取得日
平成7年10月5日
その他の資格は
建築仕上げ改修施工管理技術者 土木二級施工管理技師(鋼構造物塗装) 橋梁一級塗装技能士
足場組立主任技術者 第2種酸素欠乏危険 有機溶剤主任技術者(溶剤)
危険物取扱(乙4類)作業主任者 高所作業車運転技能士
消防署認定 応急手当普及員(CPR)
技術の良し悪しを判断するものではないと思います。
取得していなくても技術力が高い職人さんもいらっしゃいます。
しかし塗装人(塗装に携わる人間)になったのなら、一つの試験であるこの資格は持っていて当然のものなのではないでしょうか。
そういった一つの証明をもって取り組む姿勢や成長をしたいという思いがあるかどうかではないでしょうか。
作業中でも現場はきれいにすることには気をつけています。
後は細かい気配りは仕上げ前にもう一手間、ペーパーをかけて小さなごみを排除したりなどは絶対にありますね。『仕上げ前ペーパー』と弊社では呼んでいます。
挨拶ができるかできないかは重要です。後は見栄えも大事ですね。私たちの仕事はお客様の家が仕事場だから特に気をつけないと思います。
しかし職人のマナー向上には本当に時間がかかりますね。
ある塗装会社の社長のブログに『社長の気持ちや姿勢は評価するが、職人のマナーや挨拶は問題があると思います』というお叱りの言葉の書き込みがあり、その記事をうちの職人に見せて『うちは職人のマナーや挨拶はいいとお褒めの言葉をいただけている。しかし、こういうことがあれば、うちは一気に信用が落ちることを常に心がけるように』と伝えました。
大きな転換期になっているのは明らかです。ハウスメーカーやゼネコン、リフォーム屋さんなどが塗装リフォームを始めています。
だからこそ私たち専門店は技術向上が大事だと思います。